大和社会保険労務士事務所

お知らせ

「ニュースなぜ太郎 障害年金」テレビ朝日

2014.06.06

先週土曜日朝のテレビ朝日「ニュースなぜ太郎」はごらんになりましたか?

障害年金のことを、長妻元厚生大臣も迎えて、報道していましたね。

とてもわかりやすくて、よかったと思います。

 

ただ、時間の制約もあったのか、説明が省略されていて誤解を招くようなところもあったので、ちょっと書いておきますね。

 

まず、その①障害の認定の時期です。障害認定される日は、その病気や怪我で初めて病院に行った日(初診日といいます)から1年半後、だけではありません。

 

1年半後にはそれほど悪くなくても、その後何年か何十年かしてから、障害認定されるくらいの重さになった場合は、その時の症状を請求して認められれば請求した日の翌月から年金が支給されます。

 

この場合の問題は、何十年も昔のカルテが病院に保存されていなかったり、病院が廃院になっていたりして、初診日の証明がとれない場合が多いことです。

 

番組でも紹介されていましたが、初診日の証明がとれないと、今どんなに症状が重くても障害年金の請求は非常に難しくなり、認められない可能性が高いです。

 

ですから、どんな病気でも今そんなに重くなくても、診察券や領収書、お薬の明細等は、必ず保存しておくことをお勧めします。

 

そういうものがあれば、初診日として認められる可能性が高いからです。

 

まだ、他にも気のついた点があるのですが、長くなるのでまた後日書きますね。



 

明日も、「ニュースなぜ太郎」で、年金のことを取り上げるようですね。

 

明日は障害年金のことではないかもしれませんが、年金は、障害年金、老齢年金、遺族年金のそれぞれが関係しあっていますので、お時間の都合のつく方は是非視聴されてみてください。(番組のPRを依頼されているわけではありません(^_^) )

 

知らないばかりに、受けられるものが受けられない、ということがないように。

 

記事監修
この記事を書いた人

吉成玲子

職業:大和社会保険労務士事務所 代表社労士

所属:埼玉県社会保険労務士会、障害年金法研究会

27年の銀行勤務を経て、2009年に社会保険労務士として開業。 障害年金の相談員としての経験を経て、2012年より障害年金専門社労士として活動開始。相談件数1000件以上、裁定請求300件、審査請求20件、訴訟補佐人1件(勝訴)の実績を持ち、障害年金受給後のサポートも行い、多数の研修会やセミナーで登壇も行っています。