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お知らせ

「アスペルガー分類消える」・・・自閉症に一本化

2013.04.30

「日本でも広く使われている米精神医学会の診断の手引き(DSM)が
5月に改訂され、
発達障害の1種「アスペルガー症候群」の分類が消える見通しだ」
とのことです。

今後は、重い自閉症からアスペルガーまでを連続的に捉える
「自閉症スペクトラム障害」に1本化される、ということで、
診断に使う項目も改訂版では、
「社会コミュニケーションの障害」「限定した興味や反復行動」に絞る、
とのことです。

なぜ、こういうことになったのかわかりませんが、
とても窮屈になる感じがします。

日本自閉症協会会長で精神科医の山崎晃資さんの
「臨床の現場でどのような影響が出るか
注意深くみていく必要がある」という談話も載っていますが、
障害認定基準にも、変化があるのか、
注意深くみていく必要があります。

それにしても、
やっと「アスペルガー症候群」が世の中に知られてきて、
支援の方法も一般にも知られ始めてきた今、
どうして、こういうことになるのでしょうか?

記事監修
この記事を書いた人

吉成玲子

職業:大和社会保険労務士事務所 代表社労士

所属:埼玉県社会保険労務士会、障害年金法研究会

27年の銀行勤務を経て、2009年に社会保険労務士として開業。 障害年金の相談員としての経験を経て、2012年より障害年金専門社労士として活動開始。相談件数1000件以上、裁定請求300件、審査請求20件、訴訟補佐人1件(勝訴)の実績を持ち、障害年金受給後のサポートも行い、多数の研修会やセミナーで登壇も行っています。