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お知らせ

聴覚障害と障害年金

2014.02.13

佐村河内氏の聴覚障害が取り沙汰されていますね。

事の真相は、近いうちにわかるでしょう。

ところで、耳の聴こえがどのくらいになったら、障害者手帳や障害年金の対象になるのでしょうか?

障害者手帳と障害年金は基準が違います。

障害年金は、

1級が両耳の聴力レベルが100デシベル以上。
2級が①両耳の聴力レベルが90デシベル以上又は②両耳の平均純音聴力レベル値が80デシベル以上でかつ最良語音明瞭度が30%以下のもの。
3級が①両耳の平均純音聴力レベル値が70デシベル以上のもの又は②両耳の平均純音聴力レベル値が50デシベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が50%以下のもの。

となっています。

障害者手帳は、聴覚障害の場合は1級はなく、2級が両耳の聴力レベルがどちらも100デシベル以上のもの、となっていますので、手帳で2級でしたら年金は1級相当となります。

デシベルというのは、数字が大きいほど障害があるということで、普通に聞こえる人は10デシベルくらいだそうです。

佐村河内氏はともかく、聴覚の場合は、本当にかなり悪くても障害年金を請求しない人が多いような気がします。

もしかしたら該当するかも・・・という方は遠慮せずにご相談くださいね。

記事監修
この記事を書いた人

吉成玲子

職業:大和社会保険労務士事務所 代表社労士

所属:埼玉県社会保険労務士会、障害年金法研究会

27年の銀行勤務を経て、2009年に社会保険労務士として開業。 障害年金の相談員としての経験を経て、2012年より障害年金専門社労士として活動開始。相談件数1000件以上、裁定請求300件、審査請求20件、訴訟補佐人1件(勝訴)の実績を持ち、障害年金受給後のサポートも行い、多数の研修会やセミナーで登壇も行っています。