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お知らせ

多発性硬化症と障害年金

2016.07.10

多発性硬化症とは、脳・脊髄・視神経などの中枢神経に起きる病気です。

 

中枢神経を構成している神経線維の表面は、髄鞘という鞘でおおわれています。髄鞘のおかげで素早く正確な情報伝達が可能になるのですが、その髄鞘が壊されてしまう(脱髄)病気が、多発性硬化症です。

 

昔の病理学者が病変箇所をさわってみて「硬かった」ということから、「硬化症」という名称になっていますので、体のどこかの部位が固くなるということではありません。

 

ところでこの病気は、脱髄の場所によって、さまざまな症状が出ます。症状の重さも個人差がありますが、長い年月を経て、入退院を繰り返し軽快と悪化を繰り返しているうちに徐々に進行するという、たいへんな病気です。

 

でも、今の症状が重いというだけでは、簡単には障害認定されません。

 

まず、初診日の特定に悩むことがよくあります。

 

10何年も昔のことなので、カルテの保存がないとか、自分ではその症状で受診したと思っているのに、医師が関連を認めないとか。

 

病歴申立書も丁寧に書きこまなければいけません。

 

でも、しっかりやれば認定されますので、身体に麻痺が生じたり、歩行困難になったり、視力障害が起きたりしたら、障害年金の請求を考えていただきたいと思います。