大和社会保険労務士事務所

お知らせ

障害共済年金は障害厚生年金に統一されます

2014.08.11

来年10月に、共済年金と厚生年金が統一されます。

 

それに伴って、障害共済年金は障害厚生年金に統一されます。

 

障害共済年金と障害厚生年金には、少し違いがあったのですが、それは厚生年金に合わせることになりました。

 

違いの一つは、障害共済年金の方は、障害年金の受給権ができても共済年金に加入している場合(そのまま勤めを続けている場合等)は、支給が停止されるということです。

 

3級の人は、共済年金部分しかないので、結局1円も出ないということになります。2級の人は、基礎年金だけ支給されて、共済年金は支給されません。

 

厚生年金にはこういう停止のきまりはありません。

 

ですから、来年10月からは今まで支給停止されていた方は、支給されるようになります。

 

これは、よかったと思います。

 

勤めを続けているといっても、障害を負ってからは以前よりお給料が減る方が多いですから。

 

障害年金を請求してもどうせ停止になるから、と思って請求していない方も、どんどん請求してくださいね。

 

請求手続きの準備を始めてから実際に提出するまでに、人によっては半年くらいかかることもあります。

 

来年10月に間に合わなかったら、もったいないですよ。

記事監修
この記事を書いた人

吉成玲子

職業:大和社会保険労務士事務所 代表社労士

所属:埼玉県社会保険労務士会、障害年金法研究会

27年の銀行勤務を経て、2009年に社会保険労務士として開業。 障害年金の相談員としての経験を経て、2012年より障害年金専門社労士として活動開始。相談件数1000件以上、裁定請求300件、審査請求20件、訴訟補佐人1件(勝訴)の実績を持ち、障害年金受給後のサポートも行い、多数の研修会やセミナーで登壇も行っています。