大和社会保険労務士事務所

お知らせ

初診日証明・・・カルテ開示という方法

2013.08.29

ある方の初診日を探しています。

ご本人の記憶に基づいて、その病院に行って調べてもらったのですが、
(電話ではらちが明かなかったので)
やはり、古いものなのでパソコンでは出てきませんでした。
見つけたいのは、平成元年です。

すると、「カルテ開示という方法があります」というのです。

古いカルテは、あるところに保管してあって、
カルテ開示を請求すると、古いカルテを1枚1枚見て、探してくれるのだそうです。

すばらしいシステムです。
私は、実際にこういうものに出会ったのは初めてだったので、感激しました。
時間と多少のお金がかかりますが、
すべての病院が、このシステムを導入していたら、
初診日証明で泣く人はいなくなるのに、と思いました。

初診日特定に困っていらっしゃる方は、
「カルテ開示」のことを、病院に問い合わせてみたらいかがでしょうか? 

記事監修
この記事を書いた人

吉成玲子

職業:大和社会保険労務士事務所 代表社労士

所属:埼玉県社会保険労務士会、障害年金法研究会

27年の銀行勤務を経て、2009年に社会保険労務士として開業。 障害年金の相談員としての経験を経て、2012年より障害年金専門社労士として活動開始。相談件数1000件以上、裁定請求300件、審査請求20件、訴訟補佐人1件(勝訴)の実績を持ち、障害年金受給後のサポートも行い、多数の研修会やセミナーで登壇も行っています。