お知らせ
知的障害の20歳までの遡及請求について
2015.12.21
知的障害で障害年金を受けられるということは、以前はあまり知られていなかったので、30歳、40歳になってから、親御さんが請求されることが多いです。
その場合、他に病気がない方は、病院に通っていないので、20歳当時の診断書がとれないということになります。
でも、知的障害は生まれたときからの障害ですから、今障害があるのに20歳当時は障害がなかった、ということは考えにくいですよね。
そこで、従来のマニュアルでは、「診断書に基づき認定することが原則であるが、知的障害の現症状から障害認定日の状態等が明らかに判断できる場合びあっては、遡及して差し支えない」とされています。
けれど、資料をつけても、これがなかなか認められないのが現状です。
マニュアルが審査官に徹底されていないのかどうかは、わかりませんが。
普通に考えて、小さい頃から特別学級に通っていて、30歳、40歳の現在特に脳の病気もしないのに、知的障害であったら、20歳の時も障害の状態であったと考えられると思うのですが。
障害認定は、素直に判定してほしいものです。