大和社会保険労務士事務所

お知らせ

年金額据え置き見通し

2015.12.26

今日の朝日新聞の報道によると「来年度(2016年4月~)の年金支給額は、今年度と同じになる見通しとなった」そうです。

 

年金の支給額は物価や賃金の動向に応じて見直しているのですが、厚労省によると、今年10月までの物価上昇率を通年に換算するとプラス0.8%で、賃金上昇率はマイナス0.2%。

 

物価がプラスで賃金がマイナスの場合は、改定率をゼロにするということになっているので、今回は変動なし、ということです。

 

物価がプラスで賃金がマイナスというのは、多くの方が実感しているところだと思います。

 

以前は、物価がプラスだったら、年金額もプラスになったのですが。現役世代と痛みを分けなさいということなんですね。きっと。

 

ただ、以前は物価が上がったら、賃金も上がったような気がします。

 

今はなぜそうならないのか。

 

それにしても、生活は徐々に厳しくなる気がします。

 

明るい話で、年末を締めくくりたいものです。




 

記事監修
この記事を書いた人

吉成玲子

職業:大和社会保険労務士事務所 代表社労士

所属:埼玉県社会保険労務士会、障害年金法研究会

27年の銀行勤務を経て、2009年に社会保険労務士として開業。 障害年金の相談員としての経験を経て、2012年より障害年金専門社労士として活動開始。相談件数1000件以上、裁定請求300件、審査請求20件、訴訟補佐人1件(勝訴)の実績を持ち、障害年金受給後のサポートも行い、多数の研修会やセミナーで登壇も行っています。